ANALYSIS
二つの計測で、眠りの精度を上げる
スマートリング(SOXAI / Oura)で睡眠を計測し、さらに FreeStyle リブレ2 で夜間のグルコース値も見ます。主役は睡眠データ。グルコースは、その夜を別の角度から読むための補助データです。

01
なぜ、二つ計測するのか
睡眠スコアは、その夜がどうだったかを教えてくれます。けれど「なぜそうなったのか」までは教えてくれません。
同じスコア70の夜でも、中身は違います。スマートリングが見た睡眠の構成に、夜間の血糖の動きを重ねると、体の休まり方の違いに近づきやすくなります。
計測を二つに増やすのは、数字を増やすためではありません。その夜に何が起きていたのかを、別の角度からもう一度見るためです。
02
スマートリングで測る眠り
SOXAI や Oura などのスマートリングが、睡眠中の体の状態を記録します。このメソッドでは、まずこの睡眠データを中心に読みます。
- 睡眠スコア/睡眠時間/全就床時間
- 入眠時刻・起床時刻・入眠潜時
- 深い睡眠・浅い睡眠・レム睡眠の割合
- 覚醒時間・覚醒率
- 心拍数(安静時・最低・最高)
- 心拍変動(HRV)
- 呼吸数・血中酸素飽和度
- 皮膚温・ストレス指標

深い睡眠・浅い睡眠・レム・覚醒など、睡眠ステージの内訳を確認します。
03
リブレ2で見る夜間のグルコース
FreeStyle リブレ2 は補助データです。上腕のセンサーが間質液のブドウ糖濃度を15分ごとに記録し、分析では入眠から起床までの夜間帯を切り出して見ます。

- 夜間の平均値
- 最低値とその時刻
- 最高値とその時刻
- 変動幅(最高−最低)
- 変動係数(推移の安定度)
04
分析レポート
取り込んだ睡眠データは、Sleep Wellness Report として整理されます。スコアと目次から入り、その夜の全体像を共有します。スマートリングの睡眠データを中心に、リブレ2のグルコース推移もあわせて整理します。

総合評価では、回復・リズム・深さ・安定などの観点を踏まえ、今日の優先順位につながるコメントをまとめます。

睡眠スコアだけでなく、睡眠段階・心拍変動・呼吸数・血中酸素飽和度まで一覧にします。そのうえで、必要に応じて夜間の血糖推移を重ね、改善の優先順位を1つに絞り込みます。
05
計測から実践まで
STEP 1
計測する
スマートリングを着けて眠る。同じ期間、FreeStyle リブレ2のセンサーを腕に着けて過ごす。
STEP 2
取り込む
リングの睡眠データとリブレ2のCSVを、認定講師が分析画面に取り込み、カルテに記録する。
STEP 3
読み解く
睡眠の推移と夜間のグルコースの動きを重ねて見て、改善の優先順位をレポートにまとめる。
STEP 4
実践する
その人の状態に合わせて、メラトニンヨガ™の夜の実践、間のヨガ™の昼の実践、睡眠のための食事を処方する。
※グルコース値は間質液での計測のため、目安として扱います。
分析は、答えを出すためのものではありません。次に何を試すかを決めるためのものです。
実際のレポート(3ページ)。クライアントにはPDFでお渡ししています。
06
この分析でわかること、わからないこと
わかること
- その夜の睡眠が、どのような構成だったか
- 夜間の血糖が、どのように推移したか
- 数日〜数週間で、どんな傾向が出ているか
- 次に取り組む優先順位
わからないこと
- 病気の有無や、その診断
- 検査値としての正確な血糖値
- 一晩のデータだけで断定できる原因
血糖測定は間質液からの推定値です。医療機器としての血液検査とは異なります。あくまで傾向を読むための参考情報として扱っています。
KEY MESSAGE
眠りは、一晩では読み切れません。けれど何日か重ねていくと、その人のリズムが見えてきます。
二つの計測は、そのための道具です。数字を追いかけるのではなく、数字の向こうにある生活を見るために使っています。
この分析は医療的な診断・治療を目的としたものではありません。糖尿病などで治療中の方は、食事や運動を変える前に主治医にご相談ください。睡眠に関する不調が続く場合は、医療機関を受診してください。